大学入試 オススメ小論文勉強方法
前回のセンター試験の自己採点に関して、ご好評いただきました。読んでいただいた方、ありがとうございます。
せっかくなので、今回は、私が効果的だったと感じた小論文の勉強方法について紹介します。
その勉強方法は、とても簡単!「友人と勉強する」です!
私が紹介する勉強法を最後まで読んでいただくと、文章作成で、大事な観点が身に付くと思います。
本題に入る前に、「主張と根拠の関係」の小論文の定義的、「主語と述語の結び付け」や「接続詞の使い方」など、文章の書き方に関する知識やテクニック的な内容に関しては、世間に数多く出版されている小論文の参考書で自分が気に入ったものを読んで習得すればよい思っているので、省略します。
私が紹介するのは、ある程度、知識やテクニックがついている段階で、さらなる一伸びをするための勉強法となります。
さて、「友人と勉強」に話を戻します。
この「友人と勉強」は、「集中力が途切れやすい」「頭に入らない」など非効率なイメージがありました。
暗記科目など一部の科目によっては、そうかもしれません。
しかし、小論文の勉強を友人と行う場合のメリットは、かなり大きいです。
この友人音読勉強法のメリットは、
○自分の文章の不適切な部分がわかる。
○パートナーのよい表現方法を習得できる。
この時、勉強の仕方にもポイントがあり、「ただ同じ空間で小論文の演習をする」というものではなく、「同じタイミングで問題を開始し、完成した小論文をパートナー相手(=友人)が音読する」というものです。
※この時、指定された試験時間のマイナス5~10分で解き、試験当日の緊張対策をするとより効果的です。
では、メリットについて1つずつ説明します。
「自分の文章の不適切な部分がわかる」についてですが、自分が作成した文章を別な人が読むことで、自分の文章を第三者的目線で見ることができます。
例えば、友人が話す自分の文を聞いて、「話のつながりがおかしいな。」「論理構成ができてないな」と違和感を感じ、内容の不十分さを知ることができます。
また、友人が読むことに苦労しているようであれば、「接続詞」「副詞」「助詞」などの使い方がおかしいと気づくことができます。
これらの使い方が不適切だと、「自分が伝えたいことを十分に相手に伝えきれない」恐れがあります。
自分の頭では、理解・整理できているのに、それを伝えきれないことは非常にもったいないことです。
さらに、友人の方からも気になった部分について指摘してくれるかもしれません。
気になった部分があれば、指摘してもらうよう友人にお願いすることをオススメします。
では、2つめのメリットの「パートナーのよい表現方法を習得できる。」についてですが、これは、音読する側に回った時の話で、友人が作成した文を読み、「この表現いいな」「話のつながりがわかりやすいな」と友人のいい部分の手法を次回以降まねることができるというものです。
また、ここで音読がポイントとなります。
友人のいい部分は、すぐに自分のものにしましょう!
というのも、(感覚的な話となりますが)、何かを学んだ時、読んだり、聞いたりするだけよりも、一度声に出して誰かに話した後の方が、しっかり、記憶されたり、二度目以降話すときにスラスラと言葉に出ると感じます。
ですので、友人の作成した文章を見て(インプット)して、声に出して読み(アウトプット)、
自分のものとして習得しやすいと考えています!
小論文は、日本史や英語の一問一答形式の問題とは違い、答えが1つではありません。自分に磨きをかけることで、よりよい答えに導くことができます。
それでは最後にまとめです。
まとめ 「小論文の勉強方法」=「友人と勉強する!」
メリット
○自分の文章の不適切な部分がわかる
○パートナーのよい表現方法を習得できる。
以上が、私がオススメする小論文の勉強法です。お役に立てると幸いです。